枕崎市は、かつお漁業について350年以上の歴史を誇り、
かつお節生産量は平成6年度から
連続日本一に輝き続けいている「かつおのまち」です。
市章
枕崎市の紋章は、カツオの尾ひれに、まくらざきのマとMを組み合わせ、
水産業を基盤にして発展する市勢を表象したものです。
(昭和24年9月制定)
シンボルマーク
全体のイメージとして青い海と太陽、豊かな自然を表現。
Mは枕崎市のイニシャルである[M]、また遠く坊津の島影を表し、
赤丸は波間に浮かぶ夕日を、そしてMと赤丸で魚(カツオ)を表現。
水産業の盛んなまちを表しています。
(平成9年4月制定)
かつお節生産数量上位5県
伝説の残る火の神公園(坊野間県立自然公園)を紹介
●火の神伝説
火之神公園の火の神って? この場所が「火の神」といわれる伝説があります。
神代の昔、霧島の高千穂峰に天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫ニニギノミコトが、降臨してのち都を吾田宮に定められ
笠狭野間崎(カササノマミサキ)のオオヤマツミノカミの娘コノハナサクヤヒメノミコトをおきさきにむかえられて、お生まれに
なったのが海幸彦(火照命ホテリノミコト)と山幸彦(火遠理命ボオリノミコト・別名 彦火火出見尊ヒコホホデミノミコト)のご兄弟でした。
山幸彦は兄 海幸彦の釣針をなくされて 探しに出かけられました。国分八幡下のカゴ山から舟を出し、錦江湾を
南下した目なしかごは、黒潮に乗り最初に着いた場所が開聞岳と向かい合う この景観の地、鹿篭の海岸であっ
たというので山幸彦の別名「火の神」を ここ一帯の名称にしたということです。
●立神岩の伝説
「立神岩」は火之神公園 坊野間県立自然公園にあって最も雄大な景観を誇っています。
高さ42mの立神岩は港枕崎の航海安全と、大漁満船を祈願した守護神として崇められています。
海と川を支配する神々の中に、速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)と妹 速秋津比売神(イモハヤアキツヒメノカミ)の二神がありこの
神々は山立神と立神岩との間を流れる早瀬のような所で、人間の罪汚れを洗い流し祓い清めるみそぎばらい
のお役目をしておられました。
明治42年頃まで建てられていた、立神神社の祭神はこの二神で御神体は、大岩様といって立神岩と火の神一
帯を神の棲みた給う聖域として崇拝したものと言われています。